睡眠で免疫力アップ!
2022/01/16
こんにちは。
かすやカイロプラクティックの粕谷です。
今回は睡眠と免疫力のお話しです。
よく眠った方が免疫力もアップしそうだとは思いますよね。
それがなぜなのか、適切な睡眠時間は、眠りの質をあげるには・・・
など今回のブログで取り上げてみました。
眠ると、人間の体からは成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンは、体全体の疲れを回復させる働きがあり、免疫力と
密接な関係があります。
睡眠によってストレスが解消されるという点も大切です。
ストレスによって交感神経ばかりが活発化してしまい、自律神経のバランスが悪くなって免疫力低下に繋がります。
睡眠を十分に取ることで、日中働いた脳をしっかりと休め、ストレスを解消することができます。
また、睡眠を十分に取ると、1度感染したウイルスや細菌などの病原体の情報を記憶する免疫細胞(T細胞)の記憶の持続期間が長くなると言われています。
これにより、再度感染した際にも発症しにくくなったり、1度目の感染の時よりも病原体を素早くを攻撃したりすることができるのです。
■免疫力を高める睡眠のコツ■
1. 8時間以上睡眠を取る
適切な睡眠時間は個人差がありますが、8時間以上の睡眠が免疫力を高める上では良いとされています。
平均睡眠時間が7時間未満の場合、睡眠時間が8時間以上の人と比較すると、おおよそ3倍程度の割合で、風邪を発症しやすくなるというデータがあります。
8時間以上の睡眠時間の確保は、免疫力向上の上で非常に重要と考えられますが、8時間を確保するのは結構キビシイですね。
以前、睡眠負債ということが、話題になったことがあります。
そこでは、以下のようなデータも出て、成人では6時間半~7時間半の睡眠時間が必要とされています。
※豊橋ハートセンターのホームページから引用
このデータでも8時間眠ることで脳のパフォーマンスは高い値を維持できています。
脳のパフォーマンスと免疫力の面から少なくとも、7時間の睡眠時間は必要なようです。
2. 食事は睡眠の3時間前までにすませる
食事を睡眠の3時間前までに済ませることも、免疫力を高める上では大切なポイントです。
寝る直前に食事を取ってしまうと、睡眠の際に消化の働きが活発になってしまうため、脳や体を休めることが困難になってしまいます。
3. お風呂のお湯はぬるめにする
お湯の温度が高すぎると交感神経が活発化し、血圧が上昇したり、心拍が速くなったりするため、目安としてお風呂のお湯は38度〜40度と少しぬるめにすることが大切です。
4. 寝る前はリラックスして過ごす
寝る前は出来るだけリラックスして過ごすようにします。
リラックス状態では、副交感神経が活発に働くため、身体を休ませ免疫力を回復させる役割を果たしてくれます。
寝る前にパソコンやスマートフォンの画面を見ると交感神経が刺激されて体や脳が興奮してしまい、睡眠の妨げになります。
寝る前に飲酒・カフェイン摂取・喫煙などもしないようにして
睡眠の質を高めましょう。
これらは脳を興奮させる作用があり、交感神経が優位になるため、体が休まらなくなってしまいます。
また、頻尿になる恐れもあり、深い眠りについていたとしても途中で起きてしまう可能性が出てきてしまいます。
5. 寝室の環境を整える
寝室の温度は夏場は25〜27℃程度、冬場は17〜20℃程度、かつ湿度を50%程度に保ち、乾燥を防ぐことが大事です。
音や気温、照明などが気になる方は、耳栓やエアコン、明るさの調節などをしてみましょう。
これらを習慣として行っていくのは難しいところもありますが、
できることからやっていきましょう。