花粉症と「脳の勘違い」
2022/03/23
こんにちは、かすやカイロプラクティックの粕谷です。
寒さ暑さも彼岸まで、の言葉通り暖かい日が多くなったと思っていたら
昨日は雪でしたね(^-^;
院のある入間市でも、午前中から雨が雪に変わりました。
世の中の変化が激しい時代は、天気の変化も激しいのですかね。
まぁでも、マンボウも解かれたし春は必ずやってきますので、
あとは春を待つだけです。
さて、・・・
春になると暖かくなりますが、同時に花粉が飛び始め、
花粉症も出てきます。
新型コロナのため、マスク生活には慣れてきていますが、
やはり鼻水や目のカユミは、うっとうしいですね。
かすやカイロプラクティックでは、花粉症の施術も行っていますが
病院でおこなう花粉症の治療で、「アレルゲン免疫療法」というものが
あります。減感作療法とも呼ばれています。
以下、アレルゲン免疫療法についての耳鼻科の先生による説明です。
『アレルゲン免疫療法は、濃度の薄いアレルギーの原因物質(アレルゲン)
のエキスを少しずつ投与していくことによってアレルギーを起こしにくい体に
していく治療法です。
この治療法は勘違いで獲得してしまった免疫をなくすために投与するので、
3年~5年という長期間の投与が必要となりますが、治癒が期待できる治療法です。
現在では投与方法が違う「皮下免疫療法」と「舌下免疫療法」の2種類の免疫療法があります。
・・・・・
現在のところ有効率が70~80%認められる治療エキスは、ダニエキスと
スギ花粉エキスしかなく、これ以外のアレルギーには効果がありません。
しかし、アレルギーの中心であるダニと花粉症の中で最も多くて
症状もひどいスギ・ヒノキ花粉症を治療することは、
他のアレルギーにとっても大切です。』
(兵庫県西宮市 わしお耳鼻咽喉科のホームページから抜粋。
文章の一部を、粕谷が言い換えや削除をしています)
簡単に言ってしまうと、
スギやダニなどのアレルゲンを免疫系が外敵と勘違いしているので
その勘違いを無くしていきましょう。
という治療法です。
最初に使用されるアレルゲンエキスの濃度は、皮下免疫療法の場合、通常
100万分の1(0.0001%)や50万分の1(0.0002%)の濃度のようですので
かなり薄いエキスになります。
これを徐々に濃くしていき、最終的には50分の1(2%)の濃度にまでもっていくようです。
この治療法の最大のメリットは、抗アレルギー剤などの薬による対症療法と
ちがい、花粉症の根治が期待できる方法である。
と言われているところです。
保険も使えますし、舌下免疫療法なら自宅で自分でできます。
毎日しなければいけない、少なくともそれを1年以上続けられる
という事ができる人なら良い治療法です。
かすやカイロプラクティックのライバル出現、と言ったところですが
このアレルゲン免疫療法の基本である「免疫系の勘違い」という点に
今回のテーマがあります。
かすやカイロプラクティックでアレルギーの施術を受けた方は分かる
と思いますが、かすやカイロプラクティックでもアレルギーの原因を
「脳の勘違い」と説明しています。(実際には「脳の誤認識」
と言っています)
つまり、脳がスギやダニなどのアレルゲンを外敵と勘違いしているという
考えです。
免疫系と脳の違いはありますが、免疫と脳はお互いに情報をやり取りしていますので、どちらかが勘違いしていれば同じような結果になります。
施術をしていると、これ以外にもいくつか外せない要因がありますが
「勘違い」はアレルギーの大きな要因の一つであるということには
間違いありません。
この「勘違い」を無くしていくことがアレルギーの根治につながると
耳鼻科の先生は言っているので、同じことを行っている、かすやカイロ
プラクティックのアレルギー施術でも同じ結果が期待できます。
面白くなってきました。